上海自炊生活

上海市長寧区在住の日本人プログラマによる自炊の記録。たまに外食の記録も。

レシピを使わないことで経験値を増やす

最近レシピを使わないで直感で味をつけた炒め物・煮物を多く作っています。ので、見た目とか味とかいろいろ問題があり写真を披露できず……。
あと、やはり普段使っている食材ではどうも見た目がいつも同じに感じになってしまいますね。色鮮やかなものを使いたいのですが、赤ピーマンは高いし赤唐辛子はそんなに使えないし、結局人参やカボチャやトマトや卵に頼ることに。番茄炒蛋(トマトと卵の炒め物)でもマスターすればいいんでしょうか。

レシピを使わないのは、感覚を養おうと思ったからです。例えば味をもう少し薄くしたいと思った時に、みりん・酒・醤油のどれをどのくらい減らせば好みの味になるのか、という感覚はレシピ通り作っていては身につかないと思うんですよね。最終的には冷蔵庫にあるもので適当に満足できるものを作れるようになるのがゴールなので、レシピを前提とした買い出しは極力抑えたいですし。

おかげさまで肉団子が完全崩壊した肉団子スープとか、炒め物にしか見えない煮物とか、味の素(味精)の味しかしない煮物とかが日々発明されています。はい。レシピをいくつか漁ってみると、肉団子は卵白を入れたり揚げたり焼いたりして分解を抑えるようですね。こうした意図をレシピから汲み取れる*1のも、失敗経験があってこそです。
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写真はゴーヤー(苦瓜)の炒め物とカレーで作ったお弁当。ゴーヤーは体を冷やす食材ということで、けっこう活用されているようです。鰹節とあわせるといい味。

*1:レシピには大抵なぜこの食材をこの量このタイミングで使うのか、が書いてない。プログラムで言うと「コメント」に相当するもので、確かにレシピという文脈中にこれが頻発してしまったら読みにくいだろうなという感じ